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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

電化マイルス

何故、こんなに電化マイルスにはまったのか?
それはカッコいいからです。ハイおしまい。ということに最終的にはなってしまうのだが、世の中のジャズ・ファンはどうも電化マイルスを嫌っているらしい。というか極端な話『イン・ア・サイレント・ウェイ』『ビッチズ・ブルー』あたりをスタンリー・クロウチみたいに商業主義への堕落とみなす人までいる。困ったモンだ。ジャズだと思って聴くから変に期待はずれの音楽に聞こえるのだ。マイルスが演奏してる全てがジャズじゃない。これはハッキリ言えるがマイルスはマイルスなのよ。『マイルスを聴け!』の中山氏も書いてるようにマイルスはもっと大きなものと考えた方がいい。ジャック・ジョンソンがジャズだという人は、そんなにいないだろう。素直に聴けばいいのですよ。まあ『イン・ア・サイレント~』『ビッチズ・ブルー』『オン・ザ・コーナー』の3枚を聴いてカッコいい~と思わなかった人は電化マイルスには縁が無かったと思って間違いはないですね。この辺は『アガルタ通信』のレパートリーの核になってるものだ。『アガルタ』『パンゲア』も勿論ですが。バンドで8年も演奏し続けているので、その前のリスナーだった頃の気持ちがあまり思い出せないのだが、高校生の頃『ビッチズ・ブルー』は1回聴いてはいるのだが、さっぱりわからなかった。ジャズってつまんないなあと思ったものだ。その頃の記憶があったので20歳代になってジャズを聴くようになっても『ビッチズ・ブルー』を再度聴く気にはならなかった。就職して札幌に帰って来たときジャズ喫茶『BEAT』で『ジャック・ジョンソン』を聴いたとき、カッコいい~!と思ったのだ。それから電化マイルスを積極的に聴くようになった。だからといって電化マイルスの全てが好きな訳じゃない。80年代の演奏は後期になるほど興味が無くなる。最後なんてチョッと辛い気がする。まだマイク・スターンやジョン・スコがいる頃は良かったけどね。けれども70年代の演奏は、ますます好きになってきている。もうホントに全部好きだ。『イン・コンサート』みたいな世間ではスカというモノまで好きだ。なぜなのだろう?それはマイルス以外誰もやっていない音楽だからです。こんな音楽マイルス以外の誰もやっていない!(2回も続けて書くのは少し酔っぱらっているからだ)毎日のように聴くわけではないが、やっぱりマイルスはカッコいい!と思う。しかし表現力が小学生みたいだなあ。カッコいい!ばかりで。最近は色々な人のおかげで70年代のブートも聴けるようになったが、それも全部良い。テオ・マセロの編集がなくても、それはそれでOKだ。が、しかしテオ・マセロの編集は凄い(話が飛ぶのも少し酔っぱらっているからだ)『フィルモア』なんか普通に聴いてたから、もの凄くハサミが入ってるなんて知った時は驚いたものだ。他にもいろいろな要素が絡み合い電化マイルスを好きになったのだが、詳しい分析はシラフの時にまた書こう。今日はチョッと飲み過ぎたかな。


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